夏バテ予防と疲労回復には〇〇が効果抜群!!
日本の旬の野菜や海鮮物を生かした食文化は 『和食 – 日本人の伝統的な食文化』 と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。これは郷土料理として今日まで受け継がれています。また、一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。”うま味” を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現することで、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。
食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、自然の美しさや季節の移ろいをお皿に表現します。
これからの季節にぜひ取り入れたいのは夏野菜!
夏野菜は抗酸化成分を多く含み、疲労回復に効果的です。生でも食べることができ、加熱してもビタミンが壊れにくいうれしい効果もあります。
トマトのパワフルな赤色、なすの濃い紫、ズッキーニの鮮やかな黄色やきれいな緑色。
夏野菜独特の色はポリフェノール由来のものです。トマトの赤はリコピン、茄子の紫はナスニンといった成分が含まれています。
色鮮やかなものほど抗酸化作用に優れているといえるでしょう。選ぶ際は色も参考にしてみるのも良いですね!
札幌円山パーソナルトレーニング・コンディショニングジムFORHのトレーナーTakaです。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回はこの夏に積極的に取り入れたい栄養素と代表的な野菜を紹介いたします。
あなたの感じる脳の疲労・カラダのだるさは糖質の摂り過ぎが原因かも?
こちらの記事では糖質の適切な量について紹介されています。ぜひご確認くださいませ → 『糖質が必要のない時代になったかも?しれないという話。』https://forh.jp/news/3484/
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夏野菜を取り入れ、疲労なき夏を過ごそう!
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『夏バテ予防のための栄養素と夏野菜』
抗酸化物質
食物繊維
ビタミンB郡
こちらの3種類の栄養素を紹介いたします。
抗酸化物質
おすすめ夏野菜【トマト】
トマトは低カロリーでさまざまな栄養成分が豊富な健康野菜。美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などをバランス良く含んでいます。
中でも注目されているのが、カロテノイドの仲間であるリコピンやβ-カロテン。カロテノイドとは、植物などが作る黄色や赤、橙などの色素のことです。リコピンはそのカロテノイドの中でも抗酸化作用が高く、同じく抗酸化作用を持つビタミンEの100倍以上!熟して赤くなったトマトほど、多くのリコピンを含んでいます。
リコピンは、ビタミンと同じように人の体内では作り出すことができません。私たちは食品からリコピンを摂るしかありません。
リコピンの持つ抗酸化作用は、悪玉コレステロールの酸化を抑えるため、血流を改善する効果につながります。血流が悪くなることによって起こる病態は様々ですが、代表的なものとして血栓の生成が挙げられます。血栓とは、血管内にできる血の塊であり、血流の障害物となる物質です。
血流悪化の一因である血栓が生成される原因のひとつとして、血液中のコレステロールの酸化が挙げられます。この原因の一つとして考えられるのは活性酸素です。リコピンには、活性酸素を除去する作用もあるため、血流を改善することができると考えられています。
食物繊維
おすすめ夏野菜【茄子】
夏野菜の代表格でもある茄子は、抗酸化作用が期待できるポリフェノールの一種であるナスニンが豊富なことで有名です。茄子は淡白な味わいで油との相性もよく、和洋中さまざまな料理に合わせやすい万能野菜です。成分の約90%は水分でできており、ビタミンやミネラルは少なめですが、皮には抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれています。できる限り皮ごと調理し、ポリフェノールを存分に取り込んでください。そして茄子には食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維は小腸での栄養の吸収をゆるやかにし、食後の血糖値の上昇を抑える効果があるとされています。食物繊維は水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維に分かれます。そして茄子に含まれる食物繊維のほとんどが不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のカサを増やすことで排便をスムーズにします。また、コレステロールを吸着して体外へ排出するのを促したり、ナトリウムを排出したりするため、高血圧の予防効果も期待できると言われています。
ビタミンB郡
おすすめ夏野菜【とうもろこし】
とうもろこしの生産量・作付面積共に1位を誇る北海道。そんな北海道の甘味たっぷりのとうもろこしも積極的に食べましょう!
糖質が多い野菜の一つですが、その糖質の燃焼に必要なビタミンB1や脂肪の燃焼に必要なB2、さらにたんぱく質を構成するアミノ酸の一種であるアスパラギン酸やグルタミン酸を含むので、疲労回復の効果が期待できます。消化吸収も良い食材なので、夏バテで食欲がない時にも最適です。また、高血圧や便秘予防にも効果的な食物繊維やカリウムが豊富に含まれています。
私たち人間の体は60兆個以上もの細胞から成り立っており、それらの細胞は、食べた物の栄養素をエネルギーに変えて活動しています。
このエネルギー生産が十分に行われなくなると、エネルギー代謝が低下してしまい、疲労を感じる(=疲れている状態になる)というわけです。つまり、疲労を感じにくくするためには、エネルギー代謝を落とさないことがポイント!
そこで、8種類あるビタミンB群のなかでも特に積極的に摂りたいのが、エネルギー代謝に関わっているビタミンB1・B2・B6、そしてナイアシン。これらには糖質や脂質、たんぱく質を効率よくエネルギーに変え、疲労回復をサポートする働きがあります。
いかがだったでしょうか?
この夏は トマト・茄子・とうもろこし を積極的に取り入れ、夏バテの予防をして、疲労なきすてきな夏を過ごしましょう!